院長ブログ

歯周病のお話3 ~歯周病の検査~その②

一つ目のレントゲン検査を今回は詳しく紹介していきます。歯周病以外の治療でも重要な検査となり、歯や骨の病気の診断には欠かせません。

 

<レントゲン検査>

歯周病は骨が溶けていく病気ですから、レントゲン検査なしでは診査診断はで

きません。このレントゲン検査には種類があり、①パノラマレントゲン ②デ

ンタル10枚法 ③ CT撮影 の順に詳細な骨の状態がわかります。通常は①のみ

ですが、当院では必要に応じて②や③ を追加で撮影し歯周病治療を行います。

 

①パノラマレントゲン

キタ_カオル_喜多_かおる_28122012_151623全体的な骨や歯の状態を一度に把握することができます。スクリーニング的にトラブルの原因や部位を絞り込むことができるため、初診時に撮影され、おおまかな骨の溶け具合などをチェックします。これから歯周病治療を始められる方が対象です。

②デンタル10枚法

retouch_20090520①に比べて更に詳しいに骨や歯の状態を確認するための撮影法です。歯をブロックに分け、一枚ずつ撮影するため、像の重なりが少なく、より正確な骨の溶け具合が把握できます。硬いものが噛みにくい、歯がぐらつくなど、中等度から重度のステージの方が対象です。

③CT撮影

無題骨や歯の厚みがわかりにくい①、②とは違い、立体的に骨の検査が行える撮影方法です。部分的に正確かつ細かい骨の溶け具合まで確認する事ができます。再生療法などの歯周外科処置やインプラント治療を受けられる患者様、そして①、②のレントゲン撮影で、原因が特定できない場合などに有効です。