歯と身体のつながり②

<胃腸と歯の関係>

健康な歯を保ち、よく噛んで食べる事により胃腸の消化吸収を助けることは前回で述べました。

では歯や口(=口腔)はどのように胃腸と関係しているのか?見ていきましょう!

 

そもそも、口腔と胃腸は全て消化器であり、食べ物が体内に入って出ていくまでの一連した臓器です。口腔を消化器だと認識できてない方、いませんか?

 

私たちが日頃行っている消化には大きく分けて3つのプロセスがあると言えます。

第1のプロセス=お口に入れた食物を、歯で噛み砕きながら唾液(の酵素)で消化します。

第2のプロセス=お口で消化した食物を胃液で更に細かく消化します。

第3のプロセス=小腸や大腸で「消化」以外に「吸収」も行い、身体に必要な栄養素を吸収し、その後不要物を肛門へと運び排出します。

これらからも消化の始まりである口腔でしっかり食物を噛み砕かないことには、先の胃や腸でうまく消化・吸収できないことがわかりますね。

 

また、一連の消化器官を2つに分けると、消化のみの口腔と胃、消化・吸収両方を行う小腸と大腸となります。つまり、口腔と胃は分類的にも機能的にも関わりが深いことがわかります。

東洋医学でも胃が荒れると口腔の粘膜も弱くなり、口内炎や口角炎、そして口が切れやすくなったりすると言われています。

また胃が荒れると口腔以外に肌荒れも起こり易くなります。内臓の疲れや栄養バランスの悪さによって、余分な栄養分など分解・解毒できなかった毒素が、ニキビとしてあらわれることもあるようですね。

ニキビや口内炎など、お肌やお口のトラブルが多い方は、胃がストレスを感じているのかもしれません。

 

その他に、牛やヤギなどではよく見られる「反芻咀嚼」は一度胃に送った食物を再度口腔に戻して咀嚼(噛み砕く)する消化方法で、人間では食後などに出る「ゲップ」がその名残に当たります。誰でも経験のある「ゲップ」。実は胃から消化不良のサインだったのです。

僕もよくゲップがでたりしますので、気を付けないと・・・。

せっかく、食べたものがキチンと消化・吸収されるよう「ゲップ」がでないくらいにまでしっかり噛み砕きましょう!

 

胃腸とお口の関係はなかなか深いものがありましたね。明日から早速、しっかり噛むことで胃腸にやさしい食事方法を取り入れ、身体の健康作りしてくださいね。

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 次回は健康な歯で噛むことによって他に身体にどのような影響を与えるかみていきましょう。